「好きなこと」を見つける方法とは?
では、なにが仕事を楽しくしてくれるのだろう?
朝まで続く社内パーティー?
目が飛び出るようなボーナス?
数週間の有給休暇?実はちがう。仕事が楽しいと感じられるのは、あなたが自分の強みを発揮し、仕事に心から熱中し、エネルギーに満ちているときなのだ。 - スタンフォード式 人生デザイン講座 (p107-p108)
多くの人は一日の8時間かそれ以上を「仕事」をして過ごします。ある人はとてもつまらなそうに仕事をしていたり、しかしまたある人はとても精力的に仕事こなしていることと思います。
一日8時間ですから、単純に考えて私たちは人生の約3分の1を「仕事」に費やすといっても過言ではありません。ということは、仕事が楽しくなければ、人生の3分の1が楽しくなくなってしまうということになってしまいます。
それでは私たちはどのようにして熱中できるような仕事を探すことができるのでしょうか?上記の引用はそれを説明しています。つまり私たちは自分の強みを活かして、心から仕事に熱中しているときこそ、仕事を「楽しい」と感じるのです。
しかし、言うは易く行うは難しで、そのような天職ともいえる仕事を簡単に見つけられれば苦労しません。 では私たちはどのようにして「好きなこと」を見つけることができるのでしょうか?
グッドタイム日誌とは?
自分の「好きなこと」を見つけるための足がかりとして、『スタンフォード式人生デザイン講座』では 「グッドタイム日誌」 というものを紹介しています。グッドタイム日誌は、簡単に言うと「自分の熱中している時間を記録する日記」ということになります。
実際にこの日誌は以下の二つから構成されています。
- 行動記録 ― 熱中している状況、エネルギーに満ちている状況を記録する。
- 考察 ― 行動記録からわかることを考察する。(P109)
まず、「行動記録」については以下のような説明がされています。
- 行動記録はいたってシンプルだ。あなたの主な活動をリストアップし、その活動でどれくらい熱中したか、エネルギーがわいてきたかを記録すればいい。
- 行動記録は、貴重な情報をたくさん記録するためにも、できれば毎日つけてほしいが。数日おきにまとめてつけるほうがラクならそれでもOK。(p109-p110)
さらに、「考察」については以下のような説明がされています。
- 行動記録を振り返り、パターン、洞察、意外な点を見つけだそう。あなたに合っていることは?合っていないことは?それを知るヒントになるものならなんでもいいので、とにかく見つけだそう。
大体お分かりいただけましたでしょうか?まずはシンプルに一日の行動の中で自分が熱中できたものを毎日~数日おきにかきだし、 それがある程度たまったら、記録したものに対して考察を加えます。
これに関しては実際に私もやってみました。すると自分で考えている以上に自分の見えていなかった点が見えてきました。
人は1日のうち、大体30分くらいはなにかに熱中している時間帯があるそうです。 (参考:解決能力は4倍、学習スピードは2倍」フロー状態に入るために必要なこと) ですので、自分の熱中したと思った時間帯や、その時の行動を少しでも記録していくことで、自分の本当に好きなことが見えてくるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事のまとめは次のようになります。
・仕事を楽しいと感じる瞬間は、自分のスキルを活かし、心から仕事に熱中しているとき
・自分の好きなことを探す足がかりとして「グッドタイム日誌」がおすすめ!
・意外と見えていなかった自分の強みが見えてくる
自分が本当に好きなものだったり、熱中できるものを見つけることはそう簡単ではありません。しかし、それを探すための方法はたくさんあると私は思います。今回紹介させていただいた「グッドタイム日誌」はそれを見つけるためのお手伝いをしてくれるでしょう。
今回の記事が、読んでいただける方の「好きなこと」を見つけるための参考になれば幸いです。
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