「本当の自分」でいることの大切さとは①

メンタルヘルス

概要

こんにちは。最近はSNSやyoutubeが流行したこともあって、人が自分自身について発信する機会は多くなりました。インターネットのおかげで私たちはどこからでも、そして大量の情報にアクセスすることができ、一人ひとりが自分の意見を持つようになりました。そして、意見を発信したいと思う個人は、様々な媒体を用いてその意見を発信するようになりました。

個人を発信する方法は様々です。明るい人柄で私たちを楽しませたり、逆に静かな人柄の人でも人気のある人はたくさんいます。たくさんの人がそれぞれの思うままに発信活動をしているのが現代の世の中です。

さて、それらの人の中でどれくらいの人が「本当の自分」でいるでしょうか? もしかしたらキャラクターを演じている人もいるかもしれません。

今回の記事のテーマは 「本当の自分でいることの大切さ」 です。先日、「自己受容」について検索していたところ、非常にためになる論文を見つけましたので、今日はその論文の一部を記事として紹介させていただければと思います。

「自己受容」の大切さ

「自己受容」は、そもそも心理学者のカール・ロジャーズという人物が注目し始めた概念です。この概念については次のように説明されています。

・自己受容は「ありのままの自己を受けいれること」(伊藤,1991;上田,1996)と一般的に定義されることが多い。- 自己受容とその測定に関する一研究

・またRogers(1961)は現実自己と理想自己との差異を適応の指標として扱い,この差異が少ないほど自己受容的であると述べている - 自己受容概念の再検討 -自己評価の低い人の“上手なあきらめ”として-

つまり、「自己受容」しているという 「理想の自分と現実の自分との差異が少ない」という状態であるということができるかもしれません。

次に、冒頭で紹介した論文についてですが、この論文では「自己受容」ができていない人の状態について次のように説明しています。

The absence of ability to unconditionally accept oneself can lead to a variety of emotional difficulties, including uncontrolled anger and depression.(無条件に自己を受容する能力に欠けている人は、制御できない怒りや鬱といった、様々な感情的困難を引き起こす可能性がある。)

さらに、自己受容よりも「自己評価」にとらわれている人は 「かなりの依存体質であったり、自分の考える欠点を隠すために、過剰なまでの注意とリソースを自分を大きく見せることに注ぐ傾向がある」ことが分かっているそうです。なにかに依存しやすい傾向があったり、自分を大きく見せるために色々してしまう人は、もしかしたら「自己受容」が十分にできていない状態にあるのかもしれません。

「自己受容」と「マインドフルネス」


「自己受容」と「自己受容が十分でない人の状態」についてはすでに述べましたが、ここで、上述した論文では「自己評価」に目が向きやすい人が「自己受容」に心を切り替えられる方法についても示唆しています。

One of the simplest and most natural methods of reducing self-evaluation and replacing it with acceptance is to assume a mindset of mindfulness rather than mindlessness(自己評価を自己受容に置き換える最もシンプルかつ自然な方法は、「マインドレスネス」よりも「マインドフルネス」を当たり前の状態にすることです)

「マインドフルネス」と「マインドレスネス」という言葉については次のように説明されています。

・Mindfulness (Langer, 1989) is a flexible cognitive state that results from drawing novel distinctions about the situation and the environment. When one is mindful, one is actively engaged in the present and sensitive to both context and perspective. (マインドフルネスは認知が柔軟な状態であり、状況や環境の本質的な状態に気づくことができます。人がマインドフルな状態であるとき、その人は現在に集中し、前後関係や様々な考え方に敏感です。)

・In contrast, mindlessness is a state of rigidity in which one adheres to a single perspective and acts automatically. When one is mindless, one is trapped in a rigid mindset and is oblivious to context or perspective. (それに対してマインドレスネスとは頭が硬くなった状態で、一つの見方に固執してしまったり、考えなしに行動してしまったりします。人がマインドレスな状態であるとき、その人は硬い考え方に固執し、前後関係や様々な考え方を忘れてしまっています。)

近年では「マインドフルネス」という言葉が流行していますが、どうやらマインドフルネスは「自己受容」とも関係しているらしいことが上記の引用からわかります。また、マインドフルネスの概要につきましては、過去に記事を投稿しておりますので、あわせてご参照いただければと幸いです。

「マインドフルネス」とは?
この記事では、マインドフルネスの概要を知り、実際にどのような効果があるのかを解説していきます。

まとめ

今回は「自己受容とはなにか」、そして「自己受容」と「マインドフルネス」が関係していることについて述べました。次回は「本当の自分でいることの大切さ」について「マインドフルネス」の観点から考察する予定です。

参考:MINDFULNESS AND SELF-ACCEPTANCE

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