ADHD(注意欠陥・多動性障害)の強みとは!?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

はじめに

ADHDは、注意欠陥・多動性障害と呼ばれる発達障害の一種でASD(自閉症スペクトラム障害)と一緒に併発することが多いです。

そんなADHDを持った人がどのような場面に強いのかについて解説していきます。
こんな所が強いということを理解し、自分の強みを知っていきましょう。

ADHDというのは、多動性と衝動性と注意欠陥が主な症状になっています。
ですが、これは悪いことのように見えますが実は、症状を逆に考えてみると才能やメリットことができるのです。

ADHDの特徴
  • (1) 多動性(おしゃべりが止まらなかったり、待つことが苦手でうろうろしてしまったりする)
  • (2) 注意力散漫(うっかりして同じ間違いを繰り返してしてしまうことがある)
  • (3) 衝動性(約束や決まり事を守れないことや、せっかちでいらいらしてしまうことがよくある)

出典:発達障害を理解する

つまり、多動性であれば頭の中が考えることで忙しくなっているので、イメージがわきやすいためクリエイティブな作業などに向いていたりします。

このように症状を逆に考えてみると強みに置き換わっていくのが発達障害の特徴なのです。

ADHDの症状と特徴

注意欠如・多動症(attention deficit hyperactivity disorder:ADHD)は,多動性衝動性不注意を主徴とし発達障害と分類されてい る.... 生涯を通じて中核的特徴が持続的に認められる疾患の総称としておおむねとらえることができる.ADHDについても小児期より多動性,衝動性,不注意の特徴が認められ,成人後もそれらの特徴そのものは継続的に認められる.
出典:注意欠如・多動症(ADHD)特性の理解

先ほどADHDは、多動性と衝動性と注意欠陥が主な症状となっていることを説明しました。
他にもワーキングメモリが小さいので物忘れが激しいことや時間が守れないもしくはすっぽかすなんてことも症状として代表される例です。

会社などで見るADHDを持った人を見ているとよく見られる行動は、同じミスを何度もする、集中力が維持できずにいろんなことに手を付けてしまう、話をしだすと止まらず内容がポンポン飛ぶなんてことが見受けられると思います。

これは、多動性や衝動性と注意欠陥そしてワーキングメモリの関係からどうしても起こってしまうことです。

発達の遅れなので機能的には、少しずつ上がっていきますが注意欠陥については、持ち続けてしまうとも言われています。

他の症状は、体の多動は治まったり、衝動性が弱まったりはしますが定型発達の人と同じ機能には戻りません。

ADHDの強み


ADHDの強みというのは、多動性、衝動性、注意欠陥の逆が強みだということを説明しました。

では、どのような強みがあるのでしょう。
それを説明していきます。

恐れを感じずに新しいことに手を出すことができる

  • 新しいものに対する感度が高く、好奇心旺盛

出典:注意欠如・多動症(ADHD)について

何故これが強みとなるのでしょう。
それは、私達人間は基本的には安定を好むように本能的にプログラムされているため新しいことを始めるには、かなりの苦痛を伴います。

しかし、ADHDを持つ人は衝動性が強いため興味を持ったことには、恐れることなく挑戦していくのです。

その結果分野によっては成功を収めることの多いと言われています。
そのため、ADHDの人は社長などの経営者になって会社を動かしていることが多いです。

人間の本能さえも超えていく衝動性は、かなりの強みになっていきます。

イメージが浮かびやすい

  • 要る情報と要らない情報の区別は苦手だけど、一見無関係な情報同士が結びついて、アイデアやひらめきを得やすい
  • 発想力や想像力が豊かで「クリエイティブ」

出典:「うっかりさん」のクリエイティブな魅力を引き出す、接し方と工夫のポイント

ADHDの人は、多動性があり頭の中が忙しい状態にあることは、先ほど説明しました。
これは、かなりの強みとなります。

頭が考えることをやめてくれない状態ということは、それをイメージに使った場合ポワポワと浮かんでくることが多いようです。

なので、多動性はクリエイティブな作業に強みを持つと言われています。

クリエイティブな作業というのは、イメージが必要なデザインやエンジニアなどです。

このような職業は、完成製品をイメージしながら製作を行うので、ADHDの人は完成図を思い浮かべながら作業に没頭することができます。

興味がある分野に没頭することができる

発達障害のある人の中には、注意の散漫さがある一方で、短期的にものすごい集中力を発揮したり、自分の興味関心が強い特定の物事に時間を忘れるほど没頭したりといった、いわゆる「過集中」の状態になりやすい人もいます。
出典:集中しすぎる:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

ADHDの人は、好奇心が旺盛なため色々なことに挑戦できますがその分飽きやすいのが難点です。

一見、見出しと矛盾しているように見えますが、そういう特徴を持っています。
しかし、一度はまり始めた場合は別です。

そのことに没頭し、その分野について知ろうとする知識欲などもわいてきます。

これってASDの特徴では?と考える人もいるかもしれません。
これはその通りです。ですが、ここの面ではADHDの人でも一致します。

ただASDでは、興味のあることしかしないので集中力が発揮できるのであってADHDでは、興味を持てないと飽きてしまうのです。

あと集中力の深さにも違いがあります。ASDの方が集中力の持続時間が長く、そして深いです。

ADHDの場合は、集中力が長続きせずに深度も浅く、何かに集中を乱されれば解けてしまいます。

没頭といってもASDとは、質が違うということを理解しておいてください。

決断力があるので判断が早い特徴がある

ADHD傾向のある人の中には、普段は不注意が目立つが大事な時にものすごい集中力を発揮したり、多動性が「高い活動性、積極性」として評価されたり、衝動性が「優れた決断力、発想力」として認められたりすることもあり、その傾向がうまく生かされて社会の中で活躍している人もいると考えられています。
出典:今村明先生に「ADHD」を訊く

ADHDの人は、衝動に駆られやすい特徴もありますが、その面から行動判断の早さが強みとして挙げられます。

この特徴は、ASDよりも圧倒的に強いです。

ASDの場合は、自分が意図していない状況が起こった場合にパニックになってフリーズしてしまいますが、ADHDの場合は判断が早いため不測の事態にも対処してしまいます。

ただし、普段は合理的主幹の判断は下さずにのらりくらりと物事をやっているのでよく優先順位の面ではミスを繰り返します。

優先順位の面は、上司なり先輩などがメモ書きなどで伝えてあげれば後は自分の判断でt次々と進めていくため、ここの課題は忙しくても指示を出しておくという面です。

現代社会の場合社員が忙しすぎて放置するもしくは自分で考えるなどがよくあることですがADHDの方は、そのような優先順位が伴うことはどうしても行うことはできません。

自分が忙しくても指示を出して上げることで本人も優先順位が分かるので仕事上の判断が強いADHDの人はすぐに仕事を片付けてくれます。

ですので、仕事の際は優先順位を決めて伝えておいてください。

ADHDのミスの原因はタスク管理が主だった

  • 抜け漏れが多い
  • 段取りが苦手
  • 先送りをしがち
  • マルチタスクが苦手
  • 集中力のコントロールが下手

出典:それでも「仕事」でふんばりたい、ADHD同志に贈るサバイバル術〜うまくいくカギは「タスク管理」にあり!〜

タスク管理というのは、ADHDの当事者からすると深刻な問題です。

理由は、ADHDの強みの部分でも説明しましたが、合理的判断ができないのでどうしても優先順位を自分で決めることが出来ずに後回しにする傾向などがありますし、マルチタスクができないので効率が落ちてしまうなんてこともあります。

しかし、仕事自体の判断能力は高いので効率よく物事を終わらせてくれるのもADHDの人の特徴です。

そのため、タスク管理は本人に任せるのではなく、先輩や上司が行うことにより円滑に業務が回るようにもなります。

働き方でいえば、フリーランスや経営者という働き方もADHDの人には向いています。
タスクを自分で選ぶことができるため、マルチタスクを行うことをしなくてもいいため興味を持ったことに集中することができるということがメリットです。

ただし、経理の作業なども自分で行わなければならないためその作業を先延ばしにする可能性もあるので、そのことの対策はしっかりとしておきましょう。

苦手なことは、お金を払って外注するなどもできるので経理などの作業は管理できなければ税理士に外注することをおすすめします。

そのことでおおいに自分の強さを発揮する環境を作ることができるので実践してみてください。

今回のまとめ


ADHDの強みにつながることを説明してきました。
この発達障害の概要は掴めましたでしょうか?

では今回のまとめとして復習をしていきたいと思います。

ADHDの欠点を知ることによって逆に強みを知ることができるのが結論です。
この発達障害の欠点は以下の三つになります。

  • 多動性
  • 衝動性
  • 注意欠陥

上の原因から次のような欠点が現れます。

  • 興味関心がころころと変わっていく
  • 飽きたものに関しては集中できない
  • 衝動的に行動してしまう
  • 落ち着きがなくじっとしていられない
  • 注意力が散漫なのでよく仕事上のミスが多い

といった感じです。

でもこのことは裏返せば強みに変わります。

  • イメージがわきやすい
  • 興味関心があれば集中力が高い
  • 失敗を恐れずに行動ができる
  • 行動判断が早い

このような強みに変わります。

ADHDの人にとって問題点になってくるのは、タスク管理といった点です。
優先順位を付けるのが難しいため、作業が後回しになって納期に間に合わないなんてことはしばしばあるのでタスクの管理は、先輩もしくは上司が行いましょう。

この記事を書いた人

ユウキ

ライターとブロガー兼務でフリーランスでやっています。専門学校を卒業後に臨床工学技士として医療現場に従事していましたが体調を崩した事により退職し、飲食業、システムエンジニアと経験し、フリーランスとして独立。 ライターとブロガーを始めて現在一年目になります。 得意ジャンルは日本文化、サブカル、健康、家電・ガジェットです。

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