ASD(自閉症スペクトラム)の強みとは!?

発達障害

はじめに

ASD(自閉症スペクトラム障害)は、近年10~20人に一人と言われている発達障害で増加傾向にあります。
発達障害者というのは、社会でも厄介者や変人としても扱われやすく、非常に生きにくい状態にある人が多いです。

ポイント


「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです

出典先:自閉スペクトラム症とは?

ASDは非常に優れた一面があり、その副作用としてできないことが多いという認識の人は、少ないため少しでも広めるためこの記事を書きました。

優れた一面を詳しく説明していきます。

ASDは、社会で定型発達に勝る部分は多いです。
次の章からは、その説明をしていきます。

ASDの強みは、「定型発達の人にはできないこと」が多いということ!

【ASD(自閉症スペクトラム障害)の強み】
・ 集中力が高い、持続できる
・ 几帳面さを備えている
・ 視覚情報に強い

出典先:ASD(自閉症スペクトラム)の方にあった仕事、働き方とは

ASDの強みは、以下のものとなります。

  • 記憶力がいい
  • 生活のルーティーン化が簡単にできる
  • 集中力が長く深く持続できる
  • 音楽や芸術に秀でた才能を持つ人もいる
  • 計算能力の高い人もいる
  • 一点集中させてあげれば作業が効率化できる
  • こだわりが強いため作業のクオリティーが高い

上記が強みです。
この強みについて詳しく解説していきます。

記憶力がいい

健常者と比べて、非常に記憶力が良いという特徴を持つ人もいます。この記憶力の良さも、こだわりの強さから過去への執着もまた強く、感覚が過敏であるため物事の印象が残りやすいため、アスペルガー症候群の特徴として現れることもあるのです。
出典先:アスペルガー症候群の人が向いてる仕事、仕事で生じやすいトラブルとその対策法を解説

ASDの記憶能力が高いのは、こだわりの強さからです。
この強みは、何かが好きだと思った場合爆発的に発揮されます。
ASDの人は、興味のある分野では専門家顔負けの知識をほこる人もおり、その興味一筋に知識欲というものが湧いてその分野のトップにならないと気が済まないといった人も多いです。

ですので、ASDを持っている人は興味のある科目では学年でトップを取ったり、社内の成績でトップを張り続けたりすることも多いと聞きます。
ASDで興味のある分野で活躍することは、メリットでしかありません。
興味のある分野がある場合は、その分野で頑張ることを強くオススメします。

生活のルーティーン化が簡単にできる

日常生活がパターン化(ルーティン化)しやすい
また自分の行動や習慣に関しては自分が決めたルールにこだわりやすく、毎日の行動がパターン化しやすいだけでなく、いつもと違うパターン、例えば風呂と夕食の順序が逆になるといった事を非常に嫌がる傾向があります。また予期せぬことが起こった時にパニックになりやすい傾向もあります。
出典先:アスペルガー症候群

ASDの特徴として、有名なのはルーティーンに強いということです。
ですので、一日の行動は全て自動化されているため集中力を切らすことなく行ってしまうというちょっと定型発達の人には、マネすることのできないことができたりします。
しかもこのことをすぐにできてしまうのです。

これは強み以外の何物でもありません。
この強みは、ルーティーン作業や効率を求められる作業に強いということを表しています。
ASDの人は、ルーティーンをこよなく愛す傾向にあるためそのことにもこだわっているため、かなりそういった作業では、精度も高いです。

集中力が長く持続する

時間や周りの環境に流されることなく、自分が集中したいことに取り組み、没頭することができます。気づいたら何時間もたっているということもありますし、どんな雑音の中でも目標に向かい集中することができます。
出典先:過集中とは?ADHDとアスペルガー症候群に見られる過集中の特徴と対策

先ほどルーティーンが強いという話をしました。
この強みは、それと関係のあるものです。
集中力が高い人は、生活の自動化をしているため脳の前頭葉と呼ばれる部分を使わずに小脳で処理をすることができます。

そのため、ルーティーンが強いと集中をしていてもエネルギーが節約されているため、疲れを感じにくいというのが特徴です。
ASDは、この特徴が顕著であるため長時間集中していてもあまり疲れることがありません。
これは、定型発達に負けない長所の一つです。

音楽や芸術に秀でた才能を持つ人もいる

そんな米津玄師の絵や音楽の才能、独特の世界観は自身の『障害』が影響しているとの噂があります。
実は米津玄師さんは高機能自閉症という障害、うつ病という病気を持っているというのです。
出典先:米津玄師の驚愕の年収は?米津玄師はイラストの才能もずば抜けている?!その意外な理由とは?!

ASDを公言している人でピアニストや絵描きなどの芸術家は、多かったりします。
10人に一人は、サヴァン症候群といい能力に秀でたASDがいますがその能力を有した人が音楽や芸術面で非常に強いです。
その人達は、写真記憶や絶対音感などの能力を持っているため、一度見た風景や音楽を記憶から呼び出して何も見ずに風景画を描くことや譜面におこせるといった人もいます。

サヴァン症候群でなくともこういった才能を持つ人もいますので、ASDは集中力が高いがゆえに興味のあるものをすぐに覚えて実践してしまう才能を持っているのです。

計算能力が高い人もいる

自閉症スペクトラムの人は、実は計算や暗記が得意なんです。ですから、理科や算数は比較的入りやすい科目と言えます。いわゆる理系の科目ですね。理系は事実がすべてなので、方程式を覚えたり、計算をしたりということは、あまり苦になりません。
出典先:自閉症スペクトラムの子どもの特徴は? どう対応するべき?

これもサヴァン症候群の人達に多いですが10桁以上の計算同士で暗算ができたり、カレンダーの計算ができたりする数学に秀でたASDもいます。
これもどのASDの人にも共通するかというとそうではありません。
この障害を持った人は、興味のあるなしで能力が決まるといっても過言ではありません。

計算に興味を持った場合は、計算についてかなり追及していくためかなりの計算能力を持つ場合があります。
これは、サヴァン症候群だからとかASDだからとは関係はありません。
サヴァン症候群の方がその能力が高いだけだったりします。

ASDであるお子さんがもし計算に興味を示したらそれを応援してあげてください。
もしかしたら計算の世界で名をとどろかすこともあり得るかもしれません。

こだわりが強いので作業のクオリティが高い

ある特定の物事に強い興味やこだわりを持つ
アスペルガー症候群では、興味が限定されやすい傾向もあります。一度興味を持ったものに対しては、時間を忘れてとことんのめり込む一方で、興味がないことに対してはなかなか実行できません。
出典先:アスペルガー症候群

ASDの特性としてこだわりが強いという特性があります。
この特性を持つ人は、完璧に物事をこなしたいと思っている人が多いです。
そのため納期目前まで作業のやり直しを行う人も出ますが基本的にここまでこだわりが強いのは、極稀で納得いく説明で「これくらいの出来栄えを意識して」と説明すればその通りの精度で仕上げてきます。

作業の出来栄えを意識して真面目に作り込んでいく人が多いので、しっかりとスケジュール管理のフォローをしてあげるだけでも力を発揮してくれますのでしっかりと抽象的な表現を使わずに説明や管理をしてください。

ASDの就職や転職は強みを活かした方がいい

アスペルガー症候群といっても、その障害の程度や得意不得意などの特徴は一人一人違います。周囲の人に特徴を理解してもらった上で負担の少ない仕事につけば大いに活躍できるでしょう。
集中力や記憶力、論理的思考などは一般的な人より優れていることが多いので自信をもって仕事を探しましょう。
疑いを感じたら医療機関に出向き、診断を受けてみてもいいかもしれないですね。
出典先:アスペルガー症候群の人に向いている仕事向いていない仕事

ASDの人の就職や転職は、自分のやりたいことでかつ強みを活かしたものを選んで決めた方がいいです。
その理由ですが

  • 苦手なことを続けた場合評価が低くなっていく。
  • 得意な仕事を選ぶと向上心が強く、知識欲も強いため楽しく打ち込める。
  • 好きな仕事の場合作業効率が増し、社内成績が良くなるケースがある。
  • 人間関係で気を使い過ぎてうつ病などの二次障害を負う可能性がある。

この4つの理由から就職や転職は、しっかりと考えて選ばないと短期離職を繰り返すことになります。

もし強みを意識して職場を選んだ場合は、とても負担が少なくなるので短期離職のリスクは減り、長期で安定して就業が可能です。

自分の強みというのは、やりたいこと、好きなこと、嫌いなこと、やりたくないことを知ることでやりたいことと好きなことから自分の特性にあったものを選んでいきます。
そうすることで自分を自己分析し、できることと好きなことだけで生きていくのがASDを持ち合わせた人の仕事の選び方です。

ASDの強みを活かすには一番フリーランスが向いている

フリーランスは「得意を生かし、苦手なことはしない」という選択をしやすいため、発達障害の人でも働きやすい業務形態だと感じています。
出典先:フリーランスは発達障害の人にも向いている。得意を生かし、苦手なことはしない。

ASDの人が一番向いているのは、個人事業主やフリーランスといった生き方です。
個人事業では、自分が選んだ仕事でしか行わないので一番向いている雇用形態でほとんどがシングルタスクの仕事ということでASDには向いています。

ただし、営業などは自分で行わなければならないというデメリットはありますが近年では、クラウドソーシングという働き方もありますのでフリーランスの営業も少しは楽になりました。

自分の強みを活かしたいと思っている人や現状に納得していない人は、まずは副業から始めてフリーランスを目指してみましょう。

まとめ

ASDについて説明してきました。

ASDは、自閉症スペクトラム障害といい近年では、10~20人に一人で発症しているという報告が上がっています。
この人達の強みは以下の通りです。

  • 記憶力がいい
  • 生活のルーティーン化が簡単にできる
  • 集中力が長く深く持続できる
  • 音楽や芸術に秀でた才能を持つ人もいる
  • 計算能力の高い人もいる
  • 一点集中させてあげれば作業が効率化できる
  • こだわりが強いため作業のクオリティーが高い

このような強みは、定型発達には少ないもので誰でも簡単にできることではありません。
ですので、ASDの人はフリーランスや個人事業主という働き方が向いています。
社会人として会社で働くとしても以下のことに注意が必要です。

  • 人間関係の繋がりが強い会社に行くとコミュニケーションが苦手なので苦労する。
  • 感覚過敏を持っていると一日で疲労が溜まりやすい
  • 会社の苦労で二次障害に発展する可能性がある。

この事項に注意して会社での生活を行わなければならないため、二次障害としてうつ病になるリスクが高い。

ですので、会社で働く場合は強みを活かして働くことが得策です。

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この記事を書いた人

ユウキ

ライターとブロガー兼務でフリーランスでやっています。専門学校を卒業後に臨床工学技士として医療現場に従事していましたが体調を崩した事により退職し、飲食業、システムエンジニアと経験し、フリーランスとして独立。 ライターとブロガーを始めて現在一年目になります。 得意ジャンルは日本文化、サブカル、健康、家電・ガジェットです。

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